2015年9月7日月曜日

やせる生活 装丁

「やせる生活」という本をご存知でしょうか?
今回は、この本の装丁‥‥というか、表紙のデザインについてです。
装丁者の方については、後日また。


授業で視覚伝達ロゴを作成しているのですが、これがまた難しい。。
単語の意味を、誰でもわかるように、そしてできるだけシンプルに。
でも、変化がなさすぎるとつまらない。
色と、形の変化を上手く使いながら、シンプルだけとわわかりやすいロゴを作るという課題です。

なかなか面白いものが生まれず、ついついどんどん絵を書き込んでいってしまうのですが、やっぱりわかりやすいものというのは、シンプルでインパクトのあるものなんだなと、この本の表紙を見て思いました。

どうですか?

「やせる」

ための本だと、一目でわかりませんか?
ただの線だけの、とてつもなくシンプルなデザインなのに。

どれだけシンプルであろうと、ただ適当に考えられたのではなく、きっと何十案も、何百案も書き込んだ中で、これがいいと選ばれたデザインなんだと思います。
それは、デザイナーさんであれば皆そうなのだろうと思っています。

アイデアがない、ないと弱音ばかり吐くのではなく、私ももっともっと手を動かして、頭を柔らかくして、面白い発想、シンプルで素敵なデザインを作れる人になりたいと思いました。

頑張ります!!!

2015年9月6日日曜日

十六夜の月 パッケージ

電車の中吊り広告で気になった商品についてです。
私は普段お酒を全く飲みませんが、そんな私でも惹かれてしまったもの‥‥。
それが、KIRINから発売された、十六夜の月という名前のビールです。
パッケージはこんな感じです!
鮮やかで大きい満月をメインに、秋らしい色合い、そして少し和風なイメージで作られています。
広告は、もっと大きく展開されているので、もっともっと世界に引き込まれます。写真を撮るのが恥ずかしくて!それは撮れませんでしたが‥‥笑

そして、このパッケージは細かいところにもちょっとしたデザインが施されているみたいです。


まっすぐ見ると、漢字の「月」。


横にすると、「IPA」という文字が浮かび上がります。
IPAとは、ビールを作る際の作り方、手法のことらしく、ニュージーランド(キィウィ)産のホップを大量に漬け込むビアスタイル「キィウィIPA」のことだそうです。
そのスタイルを採用することで、フルーティな香りと上質な苦味が出るんですって!

このビールは、グランドキリンブランドと呼ばれるキリンオリジナルブランドのもので、一本でも満足できる味わいで日本人の口に合うラインアップのシリーズの商品です。アロマビールとも言われ、ビール愛好家から愛されているそうです。
高級そうに見えるのに、コンビニでも買えるというのがいいですね!

秋といえばお月見。
月を見上げながらゆったりビールを愉しむ‥‥

なんて楽しみ方も、たまにはいいのかもしれないですね!

日本を感じるおまけまで‥‥。
日本って、いい国だなぁと改めて感じる、素敵なパッケージでした♡

2015年9月1日火曜日

鉄道博物館ロゴマーク

夏休みも終わり学校が始まり、満員電車の時間帯に乗るのも久々な朝、重い荷物を足元に置いてふと顔を上げると、面白い広告が。
広告が面白いというよりは、ロゴマークが素敵だと思った。

どんなロゴマークかというと‥‥。
これです!!!

ぱっと見、何を表しているのかよくわからないかもしれませんが、よく見れば見るほど味が出てきます。

じーっと眺めていると、これが車輪を表しているのだと気付きました。
これは気付く人は気付くけど、気付かない人は絶対気付かないと思いますが‥‥
丸に突き刺さっている棒の部分、前と後ろで長さが変わってるんです!!!
つまり、動いている車輪を意識しているんですね!!
静止画なのに、ただの丸と棒なのに(失礼な意味ではなく!)、なんだか不思議と躍動感まで感じます。

興味を持って、鉄道博物館のHPを見てみると、ロゴマーク制作の意図が書いてありました。

以下はHPより、ロゴマークのコンセプトです。

  • 人、物を運び、文化を飛躍的に向上させてきた鉄道。その全ての車両に共通する「車輪」をシンボル化しています。
  • 駅と駅とをつなぐ路線を象徴化しています。
  • 3つの輪は、鉄道博物館の3つのコンセプトである「鉄道」「歴史」「教育」を表します。
  • 鉄道博物館が常に進化し走りつづける運動体であることを表現しています。

ロゴマークを作る上で、形だけが大事なわけではないんですね。
もちろん、一目でそれとわかるデザインはとても大切だと思いますが、そのデザインにどのような意味を込めたのか、どんな想いが隠されているのか、そんな奥深いものなのだと、改めて感じました。

たくさんのものを見ることはやっぱり、楽しい。